結婚式の母親向け|黒留袖におすすめのサブバッグは?選び方とマナーを着物のプロが徹底ガイド

黒留袖母親サブバッグ1

結婚式に黒留袖で参列するお母様にとって、「サブバッグ」は意外と悩ましい小物のひとつ
お財布やスマホ、ティッシュなど“必要最低限の荷物”を入れるには便利ですが、フォーマルな場にふさわしい上品さも欠かせません。

この記事では、着物のプロの視点から「黒留袖に合うサブバッグのマナーと選び方」をわかりやすく解説します。
自身の体験をもとに厳選した「黒留袖におすすめのサブバッグ3選」もご紹介。
晴れの席の華やぎと実用性を兼ね備えたサブバッグ選びのために、ぜひ参考にしてください。

目次

結婚式の母親|黒留袖にサブバッグは必要?持つ意味とマナー

なぜ黒留袖着用の母親は「サブバッグ」を持つのが一般的なの?

黒留袖の母親は、なぜサブバッグを持つのが一般的なのでしょうか。

和装に限らず、フォーマルなシーンに持つバッグは小さめが基本。とくに黒留袖は既婚女性の第一礼装なので、合わせるメインバッグも小ぶりです。スマホやお財布を入れるとほかには何も入らないため、サブバッグを併せて持つのが一般的です。

とくに新郎新婦の母親は、式場でのご挨拶まわりなど動きが多いもの。席次表・お礼用のポチ袋・ハンカチ・化粧直し用メイク道具などをスマートに持ち歩けるサブバッグは必需品です。

黒留袖にふさわしいサブバッグとは

黒留袖にふさわしいサブバッグとしては、「装いの格とサブバッグとしての実用性を兼ね備えている」ことがポイントです。

結婚式というフォーマルな場で持つサブバッグには、見た目がカジュアルすぎる布バッグや、ブランドロゴ入りのトートはふさわしくありません。金銀メインの帯地トートバッグ、光沢があり上品な色合いのバッグなど、黒留袖の礼装としての格を損なわないデザイン・素材を選ぶのがポイントです。

また、式場内ではサブバッグを椅子の横や足元に置く場面もあるため、自立するマチ付きデザインだと安心です。

サブバッグを持つときのマナー(会場・写真・立ち居振る舞い)

サブバッグを持つときのマナーとしては、以下の点に注意しましょう。

  • 会場の席では椅子の下などに置く
  • 写真撮影では控室に置いておき、手持ちしない
  • サブバッグに物を詰め込みすぎない

サブバッグはあくまで荷物を持ち歩く用のバッグとして、写真撮影や式典中は手に持たず、椅子の下や控室に置いておくのがマナーです。

特に記念撮影の際は、手ぶら、

またはメインバッグのみを手に持ち、サブバッグは映らないように。荷物を沢山持っているとフォーマルな印象が損なわれるので、サブバッグは置いて撮影しましょう。

また、サブバッグに中身を詰め込みすぎずないのも上品に見せるコツです。

黒留袖に合うサブバッグの選び方&注意点

サイズ・形の目安

サブバッグは“大きすぎず・小さすぎず”が基本
基本的には席次表や進行表などを入れることを想定して、A4サイズ程度が理想です。

また、フォーマル用のサブバッグの形は丸形よりも角型のほうが端正な印象でよりおすすめです。

素材・デザインのポイント

サブバッグ選びの最大のポイントは「上品さ」
和装専用サブバッグで金銀メインの帯地を使ったものは、黒留袖との相性が抜群です。
金銀糸や控えめな光沢素材は、照明の下でも品よく映えます。

反対に、レース・ビニール素材・派手なブランドロゴ入りは避けましょう。
派手過ぎず、第一礼装の格を損なわない素材・デザインを選ぶのが鉄則です。

黒留袖バッグとのバランスを取るコツ

黒留袖では、メインバッグとサブバッグの統一感が大切です。
たとえば、金地や銀地のメインバッグなら、サブバッグも同系色で揃えると上品な印象に。

また、メインバッグが柄入りの場合は、サブバッグを無地にしてバランスを取るのもおすすめ。「両方が主張し合わない」ことが、トータルコーデの美しさを保つ秘訣です。

安すぎるサブバッグは品格を損ねる場合も

フォーマル用のサブバッグは、あまりにも安価な品質のものは品格を損ねる場合も。

結婚式のようなフォーマルな場面で、なおかつ最高格の黒留袖を着る場合、持っている小物がチープだと悪目立ちする恐れがあります。生地がペラペラだったり縫製が粗いものは、黒留袖の格に対してちぐはぐな印象を与えかねません。

とくに結婚式場の照明のもとでは生地の質感が目立つため、安価すぎる素材は避けたほうが無難です。1万円前後でも日本製や帯地仕様のしっかりしたバッグを選べば、チープな印象にはなりにくいので安心感があります。

以下に着物のプロが自信をもっておすすめするサブバッグ3選を紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。

着物のプロ厳選!黒留袖におすすめのサブバッグ3選

黒留袖に合わせるサブバッグは、「上品さ」「実用性」「素材の格」がポイント。

着物のプロがおすすめする3つのアイテムをピックアップしてご紹介します。結婚式でも自信をもって安心してお持ちいただけるアイテムばかりです。

① 衿秀謹製・どんな着物シーンにも万能 シルクトートバッグ

京都の老舗小物メーカー「衿秀」が手がける、上質な正絹サブバッグ
落ち着いた艶感のシルク素材で、黒留袖の格を引き立てます。


黒留袖のサブバッグにおすすめのカラーは以下の通りです。

・【Type-A】黄色がかった白
・【Type-D】黒(持ち手-黒)
【Type-H】黒(持ち手-黒白)
・【Type-M】ナイルブルー(澄んだ青緑色)

【おすすめポイント】

  • 上質なシルク生地:黒留袖などの礼装にもふさわしい高級感。
  • A4サイズ対応・しっかりマチ付き:袱紗や席次表などもすっきり収納。
  • 京都の小物専門メーカーの丁寧な製法&撥水効果のシルクガード加工付き:丈夫で雨でも安心。
  • 和装にぴったりの上品デザイン:式典からお稽古まで活躍。
  • 持ち手が帯締めの組み紐:人とかぶらないおしゃれを演出。

A4サイズ対応ながらも、横長のスマートなフォルムでフォーマル感を損なわず、式場での荷物整理にも便利。袱紗・スマホ・小物などがきちんと収まる上品トートタイプ”です。

冠婚葬祭すべてに対応できる汎用性もあり、一つ持っておくと長く使える逸品。

母はこちらの【Type-H】黒(持ち手-黒白)を愛用中。兄の結婚式でサブバッグとして使用しましたが、上質な生地感と控えめな光沢で、黒留袖の格式に相性抜群でした。

② きもの和なごみオリジナル・正絹帯地 織柄 A4サイズトートバッグ

きもの和なごみオリジナル・金地・銀地の織柄が上品に輝く、正絹帯地仕様のトートバッグです。
伝統的な「花菱文様」と「襷文様(たすきもんよう)」が礼装にふさわしい柄行きで、黒留袖との格調がとれるのが魅力。


【おすすめポイント】

  • A4サイズ対応の大容量トート:書類・スリッパ・ポーチなどをすっきり収納。
  • 帯地使用のしっかり構造:荷物を入れても型崩れせず、美しい形をキープ。
  • 薄金地×飾り襷花菱文の上品なデザイン:黒留袖や訪問着にも調和。
  • 安心の撥水効果「シルクガード」加工:正絹の光沢を守りながら汚れにくい&雨の日も安心。
  • 底鋲付きで自立◎:倒れず自立するため安心。
  • 機能性抜群の仕切り・ポケット付き:貴重品やスマホも整理しやすい。

見た目以上に軽く、底マチも広いため安定感◎。内ポケット付きで、ハンカチや袱紗を分けて入れられるなど機能性も高い一品です。

「留袖姿に少し華やぎを添えたい」お母様にぴったりのサブバッグです。

③ 伊と幸・金通しの生地を好きな色で染められる自立オーダーシルクトートバッグ

「伊と幸」の金通し生地を、好きな色で染められるオーダーシルクトートです。
収納力と実用性を兼ね備えつつも、A4サイズ対応のスマートなフォルム。結婚式をはじめとした式典やフォーマルな場はもちろん、お茶席や習い事、ちょっとしたお出かけにも使えるデザインのバッグです。


【おすすめポイント】

  • 結婚式・入学式・卒業式に最適:上品デザイン。
  • 金通しの生地が上品かつ華やか:黒留袖や訪問着にもよく合う。
  • 上質な生地をお好みの色に染めてもらえるオーダートート:お手持ちの着物や帯に合わせた色でオーダー可能。
  • 袱紗・ポーチ・カメラも入る収納力:使い勝手抜群。
  • 内側の仕切り付き:安心・整理しやすい設計。
  • 可愛いフォルムの小さめサイズ:小柄な方にも大きすぎず◎。
  • 撥水ガード加工もオプションで注文可能:雨の日も安心&汚れに強い。

黒留袖の格に合った金通しデザインでありながら、丸みを帯びた可愛らしいフォルムも魅力。
手持ちの生地をバッグに使用することも可能です。

結婚式の母親の持ち物は?サブバッグの中身チェックリスト

黒留袖姿の母親が当日持つサブバッグには、「必要なものだけ」を厳選して入れるのが鉄則。

結婚式の母親の持ち物をまとめました。

結婚式の母親|当日の持ち物リスト

最低限入れておきたいアイテムは以下の通りです。

【結婚式の母親|持ち物リスト】

  • 袱紗(ふくさ)
  • お礼 ⇒受付やスピーチ、出し物を頼んだ友人などへ
  • お車代 ⇒主賓、仲人、乾杯をお願いしたゲストへ
  • お心づけ ⇒式場スタッフへ
  • ハンカチ
  • ティッシュ
  • スマホ
  • 財布
  • 口紅・パウダー、コンパクトミラーなど軽い化粧直し用品
  • 席次表
  • 進行表(あれば)
  • お車代など用に予備のポチ袋・筆ペン

ゲストにお礼やお車代をお渡しするのは、新郎新婦の母親の大切な仕事。
席次表を手元に用意しておくことで、ご挨拶まわりも滞りなく進められます。

荷物を入れすぎないためのコツ

黒留袖のようなフォーマルな着物の時は、荷物は最小限におさえたいもの。
持ち物は必要最低限+控えめの量を心がけましょう。

式中に不要な荷物(和装用ショールやコートなど)は、控室やクロークに預けるのがおすすめです。
サブバッグは「式場内で必要なものだけ」と割り切ると少ない荷物で済み、サブバッグがより優雅に見えます。

貴重品の持ち歩きマナー

スマホやお財布などの貴重品は、サブバッグではなくメインバッグに入れるのが基本。
サブバッグは補助的な収納と考え、椅子の下などに置いてもよい荷物だけを入れるようにしましょう。

記念撮影や挙式中はサブバッグを置いて行くことが多いので、貴重品は必ず分けて管理するのが安心です。

結婚式|母親らしく上品に見せるための装いのポイント

トータルコーディネートで浮かない色使い

黒留袖は柄や帯、草履バッグなどの小物で全体の印象が決まります。サブバッグの色味も、金・銀・白・ベージュ・黒などの落ち着いたトーンでまとめると自然。

派手すぎる光沢やコントラストの強い色を避けることで、格式高い装いに仕上がります。

黒留袖×小物の上品な組み合わせ例

黒留袖とサブバッグの色の組み合わせとしては、

  • 金地の帯 × 金糸入りのサブバッグ → 華やかで統一感のある印象
  • 銀地の帯 × 黒または銀の織柄サブバッグ → クールで上品な印象

など、全体の色調が3色以内に収まると、すっきりと美しく見えます。

写真・式場での立ち姿を美しく見せるコツ

サブバッグを持つ手は体の側面に沿わせ、肘を軽く曲げて添えるように。
両手に荷物を持っていると大荷物のように見えて優雅でないので、バッグは片手にまとめて持つのが上品に見せるポイントです。

立ち居振る舞いひとつで、留袖姿がより美しく映えます。

まとめ|黒留袖姿にふさわしいサブバッグで上品に

サブバッグは、「便利さ」と「上品さ」を両立できる、黒留袖コーデの名脇役。
素材・色・サイズを意識して選ぶことで、母親としての品格を自然に演出できます。

  • 黒留袖には控えめな光沢のある上質素材を
  • メインバッグとのバランスを意識
  • 持ち方・立ち居振る舞いで上品さUP

「控えめだけど上品」な和装小物選びが、結婚式をより美しく彩りますよ。
ぜひ記事を参考に、礼装にふさわしいサブバッグを見つけられますように。

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この記事を書いた人

長年の呉服店勤務経験を活かし、現在は着物アドバイザーとしてライター業を中心に活躍中。着物や振袖を楽しむためのお役立ち情報を発信している。5才男児の母親。

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