【着物のプロ厳選】50代・60代の母親にふさわしい黒留袖の柄は?立場ごとに人気のレンタル黒留袖も紹介

自分の子どもや近しい親類の結婚式が決まると、結婚式で着る「黒留袖(くろとめそで)」について悩む方は多いです。

「自分の年齢(50代・60代)にはどんな柄の黒留袖がおすすめ?」
「新郎新婦の母親の立場にふさわしい品格の黒留袖を選びたい」

と思う方も多いはず。
黒留袖もほかの着物と同じく「年齢や立場にふさわしいデザイン」があるので、柄の選び方には注意が必要です。

長年呉服店に勤めて多くの方の黒留袖選びの相談にのってきた着物のプロが「50代・60代におすすめの黒留袖の柄」を画像付きで紹介します。

誰が見ても「センスがいい」と思われるような黒留袖を、実際にレンタル可能なデザインとともに紹介します。ぜひ柄選びの参考にしてみてください。記事を参考に自分の年齢や立場に合った黒留袖を選ぶことで、お子さんや親族の結婚式に自信をもってのぞむことができますよ。

目次

【50代・60代の母親や叔母】「黒留袖の柄選び」で悩む人は多い

50代60代黒留袖柄2

50代・60代の母親を中心に、結婚式で着用する「黒留袖の柄選び」で悩む方はとても多いです。

昔は嫁入り道具として黒留袖を誂えることも多く、黒留袖の着用機会には母親が用意してくれた黒留袖を着るのが当たり前でした。現代ではライフスタイルの変化により、嫁入り道具に着物を持たせる家庭はごく少数です。黒留袖を着用する機会では、黒留袖をレンタルするか新しく購入する方がほとんどでしょう。

普段なじみのない着物、それも着用機会の限られた黒留袖を突然選ぶことになるので、どんな柄を選べばよいかわからないのは当然です。「新郎新婦の母親にふさわしい黒留袖の柄を見せて欲しい」「人気の柄を知りたい」という方にむけて、次の項目で年齢別・立場別にふさわしい黒留袖の柄選びのポイントについてわかりやすく解説します。

【50代・60代の黒留袖】年齢に合った柄の選び方のポイントは?【母親】

50代60代黒留袖柄1

結婚式で着用する黒留袖を選ぶときは、年齢に合った柄を選ぶことが大切です。

黒留袖は裾のみに柄が描かれた着物なので、年齢に合った黒留袖選びは「裾まわりの柄のデザイン」がポイントになります。

50代・60代は「やや落ち着いた柄」の黒留袖がおすすめ

50代・60代が着る黒留袖は、大胆な絵柄やカラフルな色遣いよりも「やや落ち着いた上品な柄」を選ぶのがおすすめです。

年齢を重ねると洋風な花柄などはやや派手に感じられるので、松竹梅や鳳凰などの吉祥文様がシックな色で描かれた柄を選びましょう。品格のある古典柄の黒留袖ならば、年齢にふさわしい落ち着きが演出できます。

柄の位置が低すぎると地味なので注意

50代・60代の黒留袖は、柄の位置があまりに低いと地味すぎることがあるので注意しましょう。

現代の50代・60代は昔とちがい、まだまだ若さを感じられる現役世代です。
黒留袖は裾の低い位置に柄があると落ち着いた印象になりますが、50代・60代には地味すぎることも。ある程度の高さから柄があると品格があり豪華な印象になります。

着用したときに膝より下に柄がある黒留袖は、80代以降など高齢の方や身長が低い方向け。程よい高さとボリュームのある柄の黒留袖を選びましょう。

【50代・60代の黒留袖】母親など立場ごとにおすすめの柄は?

結婚式で着る黒留袖は、それぞれの立場にふさわしい柄を選ぶことも大切なポイントです。

以下の立場ごとにふさわしい黒留袖の「おすすめの柄」を画像付きで紹介します。

  • 新郎新婦の母親の立場
  • 伯母・叔母の立場
  • 仲人夫人の立場

新郎新婦の母親の場合

新郎新婦の母親は、結婚式に来てくれるゲストの方をお迎えする立場です。

礼を尽くした装いが求められるので、品格のある格調の高い柄の黒留袖を選びましょう。
正倉院文様や有職文様などの格の高い柄や、松竹梅や鳳凰などおめでたい意味をもつ吉祥文様がおすすめ。

新郎新婦の母親の立場では、あまりに地味すぎる柄だと寂しい印象になってしまうため注意が必要です。
色遣いはカラフルすぎず落ち着いた色で、ほどよい華やかさのある柄を選ぶと母親にふさわしい品格ある装いになります。

おすすめ①格調高い正倉院文様をセンスよく着こなす

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おすすめ②上品で優しい印象の有職文様

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おすすめ③デザイン性の高い柄で個性をまとう 

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伯母・叔母の場合

新郎新婦の伯母・叔母の立場では、派手すぎない控えめな印象の黒留袖がふさわしいです。

柄のボリュームが多すぎたり色合いが華やかな黒留袖だと、新郎新婦の母親と間違われてしまうことがあります。
母親よりも少し控えたシックな印象の柄を選ぶのがおすすめです。
夫婦円満を願う意味のこもる鴛鴦(おしどり)や鶴などの柄、御所車や熨斗(のし)などの上品な古典柄がぴったりです。

おすすめ①鴛鴦(おしどり)柄に夫婦円満の願いを込めて

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おすすめ②上品でさりげない古典柄

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仲人夫人の場合

仲人の立場で参列する場合、新郎新婦の母親と同じくゲストへの敬意を表す格調の高い黒留袖がおすすめです。

風格を感じる伝統的な古典柄や、おしゃれな印象の正倉院文様などがぴったりです。結婚式の間は花嫁の隣にいるケースが多いので、花嫁を引き立てるデザインを意識して選ぶとよいでしょう。

おすすめ①伝統的な古典柄で花嫁を引き立てて

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おすすめ②おさえた色調の正倉院柄で控えめな印象に

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【番外編】ワンランク上の「高級レンタル黒留袖」

結婚式で「ワンランク上の黒留袖を着たい」という方に向けて、着物のプロ厳選の職人の技が光る「特選レンタル黒留袖」を紹介します。

伝統的な京友禅「霞(かすみ)に正倉院華文(しょうそういんかもん)」

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現代的な配色の京友禅「アラベスク文様」 チャペルウエディングにも

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山口美術織物の総刺繍「菊花柄」

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職人の技が光る友禅と刺繍が贅沢にほどこされた黒留袖を紹介しました。

結婚式の席で一目置かれるだけでなく記念写真の写真映りも抜群。一生に一度の子どもの結婚式を特別な黒留袖で彩りたい方におすすめの逸品です。

【50代・60代】母親など立場ごとにふさわしい柄の黒留袖を格調高く装う

50代60代黒留袖柄3

今回は50代・60代におすすめの黒留袖を立場別に紹介しました。
自身の子どもの結婚式や披露宴は、母親やとっても人生における特別な一日です。ゲストへの礼を尽くした装いとともに、写真を見返したときに「この黒留袖を選んでよかった」と思えるような素敵な一着でのぞみたいものですね。

長年黒留袖選びのお手伝いをしてきた着物のプロがおすすめする「とっておきの黒留袖」で、後悔のない結婚式を過ごしましょう。黒留袖の柄選びでお悩みの方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

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