七五三の準備を始めると、意外と悩むのがお母さん自身の服装です。
「せっかくだから親子で着物にしたい。でも着付けは大変そう」
「洋服のほうがラクだけど、雰囲気はどうかな」
私は息子の5歳の七五三で、洋服(スーツ)の日と着物(付け下げ)の日で2回お参りしました。子どもはどちらも羽織袴。
同じ子どもの七五三を両方の姿で経験したからこそ分かった違いを、当時の写真つきでお伝えします。
結論を先にお伝えすると、次のとおりです。
- ラクさと身軽さなら、圧倒的に洋服
- 特別感と思い出の残り方なら、着物
- 着物は準備の段取りさえ押さえれば、着物初心者でも十分楽しめる
七五三の服装でお悩みのママさんは、ぜひ一つの例として参考にしてみてください。
【七五三の母親の服装】洋服・着物の一目で分かる比較表
七五三に洋服・着物で付き添う場合について、それぞれの準備にかかる時間や費用を比較しました。
| 洋服(スーツ) | 着物(付け下げ) | |
|---|---|---|
| 準備時間 | 約45分(着替え5分・ヘア10分・メイク30分) | 約85分(着付け45分・ヘア10分・メイク30分) |
| 費用 | 新調で約8万円(手持ちがあれば0円) | 譲り受けなら0円/レンタルなら目安2〜4万円 |
| 動きやすさ | ◎ 子どもを抱っこも追いかけもラク | △ 歩幅・トイレ・座る動作に気を遣う |
| 汚れの心配 | 明るい色は気になる | 食べ物・砂利・床すべてに気を遣う |
| 写真映え | ○ 上品にまとまる | ◎ 親子で並ぶと七五三らしさが格別 |
| 周囲の反応 | 特になし | 参拝客から声をかけられた |
※レンタルの費用はあくまで目安です。実際の料金はレンタル店のプランでご確認ください。
【洋服の日】身軽さは圧倒的。汚れだけは注意|体験談
洋服で七五三のお参りをした日は、準備がとにかく楽で、身軽だったのがよかったところです。
準備は驚くほどラクだった
洋服の日の準備は、着替え5分、ヘアセット10分、七五三らしく少し濃いめにした式典用メイク30分で終わりました。
私はショートカットなので、ヘアセットはヘアアイロンとスプレーだけです。

お参り後の食事も気軽に楽しめました。子どもが動き回っても、抱き上げても、ためらうことがありません。
子どものお世話のしやすさは、着物とは比べものにならないほど楽でした。
気になったのは「汚れ」と「費用」
七五三は明るい印象のほうがいいと思い、明るめのグレージュスーツを選びました。
私の場合は、着物以上に「スーツが汚れないか」が気になりました。なぜなら、着物には汚れをはじく「パールトーン加工」をしていましたが、スーツにはガード加工をしていなかったからです。
子どもと手をつなぐ、抱っこする、食事をする、どの場面でもドキドキでした。
もうひとつは「費用」です。私はこのためにスーツを新調して約8万円かかりました。
手持ちの着物を着るより、私の場合はお金がかかりました。
とはいえ、洋服はとにかく手軽なのがメリット。
子どもの支度やお世話に力を入れたい人や、下の子がいる人に向いています。
【着物の日】特別感は格別。でも「覚悟」が要る場面も|体験談
着物で七五三に付き添った日は、特別な雰囲気を味わえたものの、準備には時間がかかりました。
準備の時間と費用
着物の日は、母から譲り受けた付け下げと、手持ちの袋帯を合わせました。
私は着付けができるので、着付けは自分で45分、ヘアセットは10分、着物に合うしっかりめのメイクに30分です。
着物とバッグ以外にお金はかかっていません。

もし着付けを美容室にお願いしていたら、プラス1時間〜1時間半ほど余分にかかったと思います。
ロングヘアでしっかりとしたまとめ髪にする場合は、自分でやると30〜40分、美容室なら1時間ほど余分にかかるイメージです。
着物での参拝で困ったこと
いちばん大変だったのは、神社の砂利道です。草履で歩くと足元に気を遣い、思った以上に疲れました。
帰ってから確認すると、草履の底も少し傷んでいました。
そして七五三シーズンの土日だったので、祈祷まで約1時間待ちました。落ち着かない5歳の男の子を連れて、着物で待つのはなかなか大変です。
途中で「おなかすいた」と言い出したので、売店で持ってきたパンを食べ、追加でお団子を買いました。


境内で持参した食パンを食べる息子
七五三シーズンは祈祷まで待ち時間が発生する可能性があるので、
こぼしても着物を汚す心配のない食べ物を持参することをおすすめします!
ところが、子どもも私も着物なので、汚れないか神経をすり減らしました。
ほかにも神社のトイレでは着物の裾が汚れないよう気を遣い、神社内の床で足袋もほどほどに汚れました。
でも、着物にして本当によかったこと
それでも、着物にして本当によかったと思っています。
まず、母と息子がそろって着物でいると、それだけで七五三らしい風情ある特別な雰囲気になります。


そして、参拝に来ていた方々から、
「やっぱり七五三はお母さんも着物だと本当にいいわね」
「素敵な着物ね」
と、たくさん声をかけていただきました。
参拝後に行ったホテルの和食レストランでも、着物のおかげで雰囲気が出て満足感がありました。





息子は参拝後に持参した洋服に着替えてから食事をしました。
着物を汚す心配がなく、本人ものびのび過ごせていました♪
何より、手間のかかる着物を着たことで、「七五三のためにがんばった!」という満足感が残りました。
着物か洋服か、あなたに合うのはどっち?【七五三の母親の服装】
七五三はあくまでわが子が主役の行事。
母親としては、洋服でも着物でもフォーマル感のある服装であれば、自分に合うほうを選んでOKです。
着物がおすすめの人
- 親子で着物の写真を残したい
- 手持ちや譲り受けの着物がある(費用を抑えられる)
- パパや祖父母など、子どものお世話をサポートしてくれる人がいる
洋服がおすすめの人
- とにかく準備を簡単に済ませたい
- 3歳・5歳の子どもがじっとしていられず、動き回りそう
- 子どもの支度に手間をかけたい
- 下の子がいて授乳中など
迷ったら、こんな選び方もあります。
写真撮影の日は着物、当日のお参りは洋服というように、場面で分ける方法です。
着物にする場合の選び方【七五三の母親の服装】
七五三のときに母親が着物で付き添う場合は、「付け下げ」「色無地」「訪問着」などのセミフォーマルな着物がおすすめです。
七五三の母親の着物は「付け下げ」「色無地」「訪問着」が定番
七五三で母親が着る着物は、子どもより控えめな格にするのが基本です。
付け下げは、訪問着よりも柄が控えめで上品にまとまります。色無地も、一つ紋を付ければ改まった場に対応できます。
色選びは、主役の子どもの着物とのバランスが大切です。私は黄土色系の付け下げに、淡い水色の帯を合わせました。子どもの濃い青緑の羽織袴とも自然になじみ、写真でも上品に見えました。
▼ 30代・40代の訪問着の色の選び方は、こちらの記事でも詳しく紹介しています。


着物を用意する3つの方法
- 手持ち・譲り受け:費用が抑えられるのが最大のメリット
- 購入:今後も入学式・卒園式などで使い回せる
- レンタル:着物初心者には、いちばんハードルが低い方法です
レンタルは、訪問着のフルセットで1万〜2万円ほどが目安です。
着付け・ヘアセットは誰に頼む?
自分で着付けができない場合は、次の3つの方法があります。
- 美容室に頼む(プラス1時間〜1時間半が目安)
- 出張着付けを頼む(私ならココナラで探して、ヘアメイクは自分でします)
- 着付け・ヘアセット込みの着物レンタルプランを選ぶ
私は、もし着付けができなかったら、出かけるのが面倒にならないよう、出張着付けを選んだと思います。
母親が着物で付き添う七五三で当日ラクになるコツ
① パパや祖父母にお願いして、子どもの世話を分担する
着物のときは、サポートしてくれる人の存在が本当に大きいです。待ち時間やトイレのとき、子どもを見てもらえるだけで負担が違います。
② 予約や時間帯を工夫する
私は、祈祷まで約1時間待ちました。土日の午前は混みやすいので、平日や時間帯をずらせるなら検討してみてください。
③ 汚れ対策をしておく
食べ物は汚れにくいものを選び、トイレでは裾を持ち上げるクセをつけておくと安心です。
④ 草履は「歩き慣れる」ことが大切
砂利道は草履の底が傷みやすいです。汚れや傷を気にするなら、事前に足を慣らしておくと違います。
⑤ バッグは「着物にも洋服にも使えるもの」を
私が両方の日に使ったカルボッティのバッグは、着物にも洋服にも合うので便利でした。
▼ カルボッティの1番小さいサイズ・ LICIA 241 リシアのベージュ(オフホワイト)。
着物・スーツ問わずフォーマルシーンに合わせやすく、お気に入りです。
七五三の母親の服装 Q&A
Q. 母親が着物を着ると、浮きませんか?
私が参拝したときは、逆にたくさんの方から「素敵ですね」と声をかけていただきました。ただし、子どもの衣装より控えめな格を意識すると、より安心です。
Q. 洋服の場合、色はどんなものがいい?
私は明るい色を選びましたが、汚れが気になりました。汚れが心配なら、落ち着いたベージュやグレーなど淡めの色もおすすめです。[ご自身の考えに合わせて調整してください]
Q. 着付けができなくても、着物で行けますか?
大丈夫です。出張着付けや、着付け込みのレンタルを使えば、着物初心者でも問題ありません。
Q. 小さな子どもがいても、着物で大丈夫?
サポートしてくれる人がいれば、十分可能です。私も5歳の息子を連れて着物でお参りできました。
Q. 写真だけ着物、お参りは洋服でもいいですか?
もちろんOKです。場面で分ける方法は、負担を減らしつつ着物の写真も残せます。
まとめ|どちらを選んでも、大切なのは「子どものお祝い」


洋服はラクで身軽、着物は特別感と満足感がメリットです。
私自身の体験では、着物は準備の大変さを引き換えに、一層思い出に残る七五三になりました。
七五三はわが子の大切な成長行事。ママがどんな服装で参加するとしても、家族でお祝いできること自体が素敵なこと。ご自身のライフスタイルや準備にかけられる時間、撮影したい写真の雰囲気などに合わせて選んでみてください。
▼ 子どもの七五三衣装選びについては、こちらの記事もご覧ください。


▼ 入学式・卒園式で着物を着る場合の考え方は、こちらで解説しています。













