【入学式】母親が着物を着てもOK?やりすぎ感のない着こなしのコツやマナーを伝授!

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「子どもの入学式には素敵な着物姿で出席したい!」と思っても、

「入学式で母親が着物を着るのはやりすぎ?」
「子どもより目立つのはよくないかな」

と気になる方は多いはず。

フォーマルな着物は入学式などのセレモニーにふさわしい装いですが、マナーや目立ちすぎない着こなしについておさえておくとさらに安心です。今回は幼稚園の入園式や小学校・中学校・高校の入学式で着物を着ようか悩んでいる方へ、母親にふさわしい着物の種類や着こなしのマナーを紹介します!

着物のプロが入学式におすすめの着物も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

入学式で母親が着物を着てもOK?やりすぎ?

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「子どもの入学式で母親が着物を着てもよいのかな」と悩む方は意外に多くいます。

そもそも、入学式で母親が着物を着るのはOKなのでしょうか?

入学式などのセレモニーに着物はぴったり

結論から言うと、入学式などのセレモニーに着物はとてもふさわしい装いです。

「式」のつく行事は人生の節目を祝う特別なイベント。日本で古くから愛される伝統的な衣装である着物を着る絶好のタイミングです。

入学式に母親の立場で着るのにおすすめの着物の種類については後述します。

入学式で着物はやりすぎ?恥ずかしい?

入学式で「着物を着たい」と思っても、「着物だとやりすぎかな?」「目立って恥ずかしい」と思う方も一定数います。

着物を着るとやりすぎ感が出てしまわないか心配になるのは、現代では入学式で着物を着る人が少ないことが原因でしょう。

実際に、私も子どもの入園式で着物を着用しました。しかし、まわりを見渡すとやはりセレモニースーツのお母さんが大半です。私が住んでいる地域では、入園式や入学式で着物を着ている人の割合は30人程度のクラスで約1~2人という体感でした。

入学式で着物を着るのは決して仰々しいことではありません。ただし着物を着ている人の割合が少ないことは事実なので、洋服にくらべて人の目を集めることは覚悟する必要があるでしょう。

入学式で母親が着るのにふさわしい着物の種類とマナー

入学式・卒業式などのセレモニーでは、フォーマルな着物を着用するのがルールです。

入学式で母親が着るのにふさわしい着物について、人気の着物の種類と着こなしのマナーを紹介します。

【入学式の母親の着物 おすすめTOP3】
1位:付け下げ
2位:訪問着
3位:色無地

1位:付け下げ

入学式に母親が着る着物でもっともおすすめなのが「付け下げ」です。

付け下げは訪問着と見た目が似ていますが、柄の量が少なめでシンプルな点が特徴。訪問着ほどの華やかさはないため着やすく、少し控えめに装いたいフォーマルな場面にぴったりの着物です。

付け下げの中にも柄を華やかに描いた「付け下げ訪問着」もありますが、子どもが主役の入学式ではきれいめの淡い地色に派手すぎない柄のデザインを選ぶとよいでしょう。

>>画像の着物を詳しく見る

2位:訪問着

入学式で母親の着る着物としては「訪問着」も人気です。

訪問着は大人の女性が着る着物のなかで、留袖の次にフォーマルな着物。子どもの門出を祝う入学式にふさわしい装いです。

訪問着は結婚式などパーティー向けの華やかな色柄も多いですが、入学式ではどちらかといえば控えめな色柄のデザインを選ぶのがおすすめ。子どもを主役に付き添う母親としてふさわしい落ち着きと品格が演出できます。

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3位:色無地

学校の雰囲気や好みによっては「色無地」を入学式で着るのもよいでしょう。

柄のない色無地は、付け下げや訪問着よりもさらに控えめな印象。洋装のスーツ姿が多い中でも馴染む着物なので、落ち着いた雰囲気が好きな方にぴったりです。

入学式などフォーマルな場面で色無地を着るときは、一つ紋のついたものを選ぶとセレモニーにふさわしい格になります。

>>画像の着物を詳しく見る

【入学式の着物】「やりすぎ感」のでない着こなしのコツ3つ

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入学式で着物を着るときに多くの方が心配するのが「入学式で着物だとやりすぎかな?」「着物だと目立つかな?」ということ。

着物でも着こなしのコツさえおさえれば、やりすぎ感のない着物姿で入学式に参加できますよ。

【着物でも「やりすぎ感」のでない着こなしのコツ3つ】
①控えめな色柄の着物を選ぶ
②帯は金など光りすぎるデザインを避ける
③髪型を盛りすぎない

①控えめな色柄の着物を選ぶ

入学式で着る着物は、控えめな色柄を選ぶのがもっとも大切なポイントです。

入学式や七五三などは、子どもが主役の行事です。たとえば大きめの柄や強い色の着物を選んでしまうと、母親が目立ちすぎてしまいます。あくまで子どもの付き添いの立場であることをわきまえて、控えめな色柄の着物を選ぶのがおすすめです。

控えめな色柄の着物を選ぶことで、セレモニースーツで出席する方が多い地域や規模が小さめの学校でも、目立ちすぎず上品な印象で着物を着ることができますよ。

控えめな色柄の着物を選ぶときは、以下のポイントを意識しましょう。

【控えめな色柄の着物の選び方】
地の色がパステルカラーなど淡い地色
・柄が小さめかつ少なめ
・着物の地色と柄の色にコントラストがつきすぎていない

上品で大人しいデザインの着物を選べば、悪目立ちすることなく入学式の場に溶け込むような着物姿が叶います。

②帯は金など光りすぎるデザインを避ける

入学式で着る着物に合わせる帯は、派手な金色など光りすぎるデザインは避けましょう

子どもが主役の行事では、母親は一歩控えた装いを心がけたいもの。結婚式などでは重宝する金色の帯ですが、入学式には派手すぎる場合が多々あります。せっかく着物が落ち着いたデザインでも合わせる帯の輝きが強すぎると、全体的に華美な印象になってしまいます。

おすすめの帯は、白地やシルバーなどの光りぎない名古屋帯または袋帯です。ギラギラ感のない帯を選べば、上品で洗練された入学式のお着物コーディネートに仕上がります。

金色の輝きが強い帯より…
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白地に銀糸などの光りすぎない帯がおすすめ。
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③髪型を盛りすぎない

入学式で着物を着るときは、髪型を盛りすぎないことも気をつけたいポイントです。

着物や帯が落ち着いた印象でも、髪型にボリュームをつけすぎると派手な見た目になりやすいので注意が必要。ヘアスタイルも着物に合わせて控えめな印象にすると上品です。

頭の高い位置で髪をまとめたアップヘアなどは華やかすぎることがあるので、低い位置でまとめた下めのアップヘアやシニヨンヘアなどがおすすめ。ヘアセットを美容室でする場合は、控えめで落ち着いた印象のヘアスタイルをオーダーしましょう。

<入学式の着物姿におすすめの髪型>

①低めシニヨンスタイル

②下めルーズアップ

③ねじりアレンジ

着物のプロ厳選!入学式の母親におすすめの褒められ着物3選

入学式にふさわしい着物の種類がわかったところで、実際におすすめの着物を画像とともに紹介します。

着物のプロが「誰からも褒められる着物」をテーマに、おすすめのレンタル着物を選びました。
入学式に着て行く着物でお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。

①淡いグリーンの上品な付け下げ

入学式のママにおすすめなのが、淡いグリーンの地色が上品な付け下げです。

淡い地色が優しい印象で、柄も入学式の付き添いにふさわしい控えめなデザイン。
はんなりとした雰囲気の着物なので、規模が小さめの会場や教室でも威圧感がなくて着やすいですよ。

>>このレンタル付け下げを詳しく見る

②黄色地に色紙取りの付け下げ

黄色地に色紙取りの柄が優雅な印象の付け下げです。

クリーム色よりも濃いめの黄色地で、はっきりとした色がお似合いの方におすすめです。
レビューにあるように画像よりも色が濃いめなので、商品ページのアップの写真で色味をご確認ください。

>>このレンタル付け下げを詳しく見る

③ピンクグレーに更紗柄の訪問着

ピンクグレーの地色にエキゾチックな更紗柄が洗練された印象の訪問着です。

地色と柄の色にコントラストがつきすぎていないため、訪問着でも控えめで上品な印象。
正倉院文様のひとつである更紗柄は、古典柄の中でも都会的でおしゃれな着物姿が叶います。

>>このレンタル訪問着を詳しく見る

ルールや着こなしのコツをおさえれば入学式で着物も安心!

今回は入学式に着物を着るか悩んでいるママさんにむけて、子どもの入学式の着物の選び方やルール、着こなしのコツを紹介しました。入学式は子どもの門出を祝う人生の大切なイベントのひとつ。日本が誇る伝統的な着物を着て出席することで、思い出にのこる素敵な記念日を過ごすことができるでしょう。

ぜひこの記事を参考に、着物での入学式をお楽しみください。

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この記事を書いた人

長年の呉服店勤務経験を活かし、現在は着物アドバイザーとしてライター業を中心に活躍中。着物や振袖を楽しむためのお役立ち情報を発信している。4才男児の母親。

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